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各地からの便り

愛姫櫻『お輿入れ』の記念植樹で両市町に絆

文:比嘉牧子
構成:渡辺裕一

 愛姫《めごひめ》は,仙台藩祖・伊達政宗公の正室で,福島県三春町から1579年(天正7年) 12歳でお輿入れされた。

 昨年12月18日,「三春町商工会女性部」から,御譜代町(ごふだいまち)まちづくり実行会を中 心とする「三春愛姫櫻お輿入れ準備会」へ贈られた桜は,高さ4.5m,幹周り46cmの枝垂れ 桜で,天然記念物である三春滝桜の子孫木である。藩政以来427年の時を超えてお輿入れした「愛姫櫻」は,仙台城跡の伊達政宗公騎馬像を望 み,天の川に見立てた広瀬川対岸の,仙台市青葉区西公園に植えられた。

 三春町・佐藤恵美子女性部長から,「この春には,淡いピンク色の花を咲かせるだろう。三春 の滝桜のように満開に咲いてくれることを願う」と,贈る言葉を頂いた。

 植樹を企画した準備会の岩松正人会長は,「愛姫櫻によって,三春と仙台の交流が深まること に期待したい」と,御礼の挨拶をした。

 記念式典では,小惑星に「愛(めご)」と名付ける命名式も行われ,既に命名されている「伊 達政宗」とともに,天空をめぐらせた。

 なお,この植樹には宮城県樹木医会及び社団法人宮城県造園建設業協会が協力を行っている。

 (写真説明:大晦日,仙台城跡の伊達政宗公騎馬像から,約800m先の愛姫櫻までレーザー光線を照射した。新たな七夕伝説の始まりを予感させる。)


騎馬像からのレーザー光線に浮かび上がる「愛姫櫻」

「愛姫櫻」と騎馬像を結ぶレーザー光線の軌跡

お輿入れした「愛姫櫻」・記念植樹

騎馬像からのレーザー光線

「愛姫櫻」から騎馬像を望む写真左手前が「愛姫櫻・枝」

騎馬像の遠景