アオキ星形すす病
病原菌 | Asterina aucubae Henn. |
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特徴・生態 | すす病菌の中で、唯一寄生性の病原菌である。薄暗い谷沿いの山間部でよく見かける。庭園、公園等ではあまり見かけない。罹病葉の枯死落葉、樹冠全体の枯死は発生しないが、著しく美観を損ねる。 |
防除方法 | 日当たり、風通しを良くすれば改善する。本病害に登録の取れた殺菌剤はない。美観を損ねる場合は、罹病葉を切除、焼却し、施肥をする。 |
参考文献 | 小林享夫編著.1991.カラー解説 庭木・花木・林木の病害.養賢堂.東京.pp.23、119. 上住泰・西村十郎.原色庭木花木の病害虫.農文協.東京.pp.20、95. |
投稿者氏名 | 天野孝之 |
樹木医登録番号 | 0001 |
写真 |
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罹病葉の全景
葉の表面に、黒色直径0.5cm程の円形菌叢を多数形成する。 ![]()
標徴
ルーペで見た黒色菌叢。 |