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樹病

ウメの褐色こうやく病

病原菌 Septobasidium tanakae Miyabe
特徴・生態 枝、幹に1cm~10cmのフェルト状の淡褐色菌糸膜を形成する。小さい病斑がやがて大きく成長するが、大きくなるほど中央部分の菌糸膜は剥がれ落ちることがある。成長期の菌糸膜の先端には幅2~5mmほどの白色菌糸が認められる。菌糸膜の中にカイガラムシが認められる。
防除方法 菌糸膜が小枝を締め付ける力で枝枯れをおこすとも言われているが、カイガラムシの影響も考えられる。こうやく病菌よりも、カイガラムシに対する駆除を行う。
参考文献 伊藤一雄.樹病学大系Ⅲ  養賢堂.東京.82.
投稿者氏名 天野孝之
樹木医登録番号 0001
写真
枝に繁殖した菌糸膜。成長が旺盛なため先端部分は幅2-5mmで褐色になっていない。
病斑の断面写真。上部は菌糸層、中央部のピンク色はカイガラムシ、下部はウメの枝表皮組織。