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合格体験記 (第22期)

緑と農と共に

片山 健(鹿児島県)  屋久島東部茶生産組合

 私が樹木医制度のことを知ったのは、学生時代に緑を守る仕事に就きたく砂漠の緑化について調べている時のことでした。資格取得には長年の実務経験が必要なことを知り、以来資格取得の為に農という道を歩むことになりました。大規模な米麦、野菜生産農家に就職しましたが、大量の農薬散布、大型機械、燃料の使用を目の当たりにし、自然の中で地に足をつけた営みをしたく思い屋久島への移住を決意しました。移住をしてすぐにお茶の生産の仕事に縁を頂き、途中造園業、各種農業の実務を経験させていただきながら、樹木医という資格の必要性を確信するようになり、漸く実務経験を書ける段階に至るまでには、足掛け 15年の月日が経っていました。

資格試験を受けるにあたり過去問題集で傾向を調べ、樹木医の手引きをこつこつ読んでみますが、専門的で分野も広く理解は容易ではありませんでした。そこで各分野図解解説のついた参考書を探し、グリーンエイジ、TREE DOCTORを購読し時事問題、樹木治療の実践を理解するように努めました。

不慣れな試験に選択問題、記述式問題共に十分な時間を取れず手ごたえのない結果となり、来年度に向けて試験対策を練っていましたが、出産の立会いで長く留守にして帰宅したところ、まさかの二次審査通知が届いており、ずっと応援してくれていた妻と生まれたばかりの娘と喜びを分かち合うことが出来ました。 筑波での 2週間の研修では様々な経歴を持った同期の方々との貴重な時間を頂くことが出来ました。離島での生活ということでなかなか研修などにも参加することが出来ませんが、色々な折に皆さんの顔を思い出し、気を引き締めているところです。

資格を取得してから一年余りですが、諸先輩方の教え、農を営む方々の知恵を頂きながら少しずつですが一人前の樹木医に近づけるように研鑽を積んでいるところです。これからも変わらず緑と農を通じて、初心を忘れることなく、少しでもお役に立てるように精進して参りたいと思います。