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合格体験記 (第20期)

樹木医「深い所の何か」

内田則彦(北海道)  清香園山田植木株式会社

 私が樹木医のことを意識して受験を考えたのは、平成12年頃、樹木医制度が誕生してから、10年ぐらい経ってからだったと思います。その頃より何かと樹木医の活躍が注目されだし、マスコミにもよく取り上げられるようになった時期だと思います。

 地元では同業者が地域第1号の樹木医として脚光を浴びていました。そんな中で同じ樹木を扱う者として、自分と樹木医は何が違うのだろうかと考えるようになりました。樹木医は、ただ知識や経験だけで樹木に接しているのではない。わからないがもっと深い所に何かがあるのでは、と考えるようになりました。

 それを知るため、自分も樹木医を目指そうと、「最新・樹木医の手引き」を取り寄せましたが、どこから手をつけて良いかわからず、また試験問題は悲しいことに、ほとんど同じ問題は出ないことに驚愕した次第です。

 1度目の受験は不合格、2度目でやっと合格することができました。今後受験される方に私なりのアドバイスとして、5分でも10分でもいいから決まった時間に勉強を開始する。範囲がとても広いので、できるだけ簡単な参考書をたくさん読む。最も基本となる樹木は科・属の関係を関連づけ理解する。インターネットから情報を集めたのなら、必ず印刷して何度も読む。環境問題など話題となっていることは新聞等をスクラップする。問題集は傾向を把握する程度で、同じ問題が出ないことにがっかりしない、等々です。

 選抜試験後の筑波での研修は、試験の毎日で辛いものでしたが、大変優秀な人達が全国から集まっていることに刺激を受けました。彼らと同じ釜の飯、酒を酌み交わして2週間をともに乗り越えたことで、樹木医となる時期は最初に目指した時ではなく、この20期がなるべき時期だったのだ、と知りました。今では彼ら同期と机を同じにできたことを大変誇りに思います。

 そして、私は今20期の皆と共に樹木医として「深い所にある何か」を見つける度の出発点に立てたような気がします。