インフォメーション > 樹木医を目指す方へ > 合格体験記 (第19期)

合格体験記 (第19期)

樹木のプロを目指して

本間康裕(静岡県)  ハーモニアス造園・樹木医事務所

 8年位前、早朝のラジオから流れてきた樹木医さんの活動の話。大木の移植についての話でしたが、技術的なこと以外にも、樹に対する思いや取り組み方に感銘を受け、樹木医という専門的な仕事を意識するきっかけとなりました。

 出入り先のお客さんから樹勢の衰えや病虫害についての相談を受けることも多い中、にわか仕込みの知識ではお客さんの相談に明確に答えられないと感じ、もっと色々なことについて知らなくてはと樹木医に向けて本格的に勉強を始めたのが4年前でした。

 ところが、カバーするエリアの広さと奥深さから「こりゃ大変だ」と机の前で唖然とすることしきりで、一向に勉強が捗りません。「あなたは勉強の仕方が悪いんじゃないの?」と妻によく言われます。

 読んで書いてそういうものとして覚える。が基本のようですが私にはそういうものとして理解ができませんでした。なぜそうなるのかというメカニズムやプロセスまで理解しないと応用がきかないのではと感じるからです。そういう意味からも過去問題集の解説はためになりました。『樹木医の手引き』をひたすら読み、各章各項ごとにインデックスを貼り、重要と思われる事柄にマーカーを引いて問題集の設問内容をその都度確認する作業を行い、それでも手引きに載っていない問題にはその分野の本を購読することで理解に努めました。中でも甥から借りた中学・高校の理科と生物の本には助けられました。インターネットの百科事典サイトも割と有用でした。

 こうして樹木医になったからには出来る限り多くの事例に触れられるよう、色々なフィールドに出かけて行き、多くの実務を通して診る目を養い、常に真摯な態度で樹木と向き合えるような活動をしていきたいと思います。 

 ラジオの向こうにいた樹木医さんのように。