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合格体験記 (第19期)

想い立ったが吉日-私の樹木医挑戦-

渡部公一(山形県)  山形県森林研究研修センター

 高校生の時に、山野忠彦さんと宮大工の西岡常一さんの記事に触発されて進路を選んだこともあって、樹木医になることは昔からの一つの夢でした。忙しいのを言い訳にしていつの間にか 40歳を迎えたある日、「無理をしても、今挑戦しておかないと絶対後悔する」と強烈に思って一念発起して受験することにしました。

 幸いにも仕事柄、知識や情報を得ることには恵まれた環境でした。選抜試験問題集と『最新・樹木医の手引き』を中心に勉強しましたが、知識の乏しさを痛感しつつも、今までの断片的な知識や経験などが厚みを持って、パズルのピースのように組み合わさっていくような充実感があり、意外に苦痛ではありませんでした。特に試験問題集の問題は非常によく練られていて、丁寧な解説も中身の濃いものなので、少しずつでも参考書と付き合せて何度も熟読することをお勧めします。基本的には起床前の静かな時間に 30分から 1時間は勉強することを日課としました。苦手な分野は最後まで頭に入りませんでしたが、これほど広範囲の勉強ができたことだけでも大きな財産になったと感じます。記述式の問題については、やはり広く興味をもち、よく人の話を聞いて情報を集めることだと思います。これは樹木医になってからも同じですが。私は仕事に関係がある林業や森林生態の知識が役立って有利だったのですが、特に造園関係の方は林業関係の普及教材図書などに目を通しておくのもためになると思います。

 運よく樹木医に認定されましたが、枝枯れなどを見つける度に図鑑を机一杯に広げて悩むのは相変わらずです。樹木医を目指している方は一生勉強するつもりで、とにかく早くから準備して挑戦して下さい。