インフォメーション > 樹木医を目指す方へ > 合格体験記 (第18期)

合格体験記 (第18期)

認められる樹木医になりたい

高橋照夫(北海道) (有)華雅造園

僕が樹木医になろうと思ったのは、受験の約1年前のことでした。まず「最新樹木医の手引き」を取り寄せ、毎朝4時半に起きてその本を1日3ページずつノートにまとめてゆきました。また、試験の1ヶ月前頃には過去の問題集を取り寄せ、3回程解き、更に小論文の為に、環境や自然等々の課題を設定し、いくつもレポートを書きました。嫁さんには無理を言って、仙台で試験を受けるための航空券と宿を手配してもらいました。そうして受けた一次試験にまさかの合格通知、びっくりしました。一度で受かるはずはないと思っていたので、その喜びは本当に大変なものでした。その後、筑波で受けた2週間の講習、これが糧となっています。

この講習を受けに行く少し前の事、お客様から、「五葉松が枯れそうなので見てほしい」との依頼があり、診てみると、あまりにも衰弱していて、9月だというのに新芽が3割ほどしか動いていない状態でした。開き始めている新芽の半分以上が5~6ミリで止まり、茶色い葉が目立ち、さすがにこれは無理だろうと、お客様には「この樹は無理かも知れませんが最善を尽くしてみます」と言うしかありませんでした。以前なら、この時点で直ぐに樹幹注入剤を使っていたのですが、今回は樹木医受験を通じて得た知識を活用し、肥料を根を傷めないようにして施し、冬が近づいてきた頃には根の上にコモを何枚も敷き、幹には幹巻きをして樹木本来の生命力を発揮させることに力を注ぎました。そして春、6月の中過ぎには前年動きが止まっていた芽と、更にあちこち新芽が展開し始めるのがはっきりと判りました。お客様の嬉しそうな顔は忘れられません。実は、僕の方がお客様よりも、嬉しかったというのが本音です。これから、本当の意味での勉強が始まるのだと思います。