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合格体験記 (第17期)

樹木医合格体験記

水野孝彦(愛知県) 農林水産省名古屋植物防疫所

私が樹木医を志したのは、平成11年の那覇植物防疫事務所に勤務していた頃でした。当時、木材害虫の発生調査のため沖縄自動車道を運転していると、緑で覆われた森のあちこちが赤く染まっているのに気付きました。これは紅葉では無く、マツノザイセンチュウによって枯れてしまったリュウキュウマツだったのです。「沖縄の県木でもあるリュウキュウマツをマツノザイチュウセンチュウの被害から守るため、どのような努力をしているのだろうか?」とインターネットで調べているうちに「樹木医」の資格とその役割についての情報を入手しました。これが私と樹木医との出会いでした。しかし、樹木医の受験資格が「樹木の診断、治療等に関する業務経験が7年以上」となっており、まずは私自身7年間コツコツと樹木に関する病害虫について調査し、報告書「論文」を作成して業務経験を蓄積する必要がありました。

私の樹木医選抜試験のための本格的な勉強は、試験の6か月前に開始しました。勉強の場は、主に往復4時間の通勤電車の中でした。まず、「樹木医研修受験者選抜試験問題集」を解いて選択試験の傾向を掴み、間違った箇所がなくなるまで3回繰り返しました。また、論述試験の対策として土・日曜日に子供が寝た後、過去の論述試験を「最新・樹木医の手引き(改訂3版)」、「樹木医学」及び「図解樹木の診断と手当て」を読みながら、回答を自分で200~400字にまとめて作成し、暗記しました。

これまでは病害虫の生態調査及びその防除業務に携わってきましたが、樹木医に合格しましたので今後は先輩樹木医に従事し、「衰弱した樹木の自然治癒を高める技術」に関する項目を追加して日々勉強をしなければいけないと考えております。