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合格体験記 (第17期)

樹木医合格顛末記

日月 伸(北海道) むかわ町役場

樹木医という資格を意識するようになったのは就職後間もなく、近隣の樹木医さんに出会ってからである。「実務経験7年を積んだら挑戦してみよう」。早くから心に決めていた。

待つこと数年、就職後丸7 年が経過した。「いざ」と言いたいところに、我が家に「コウノトリ飛来」のニュースが届いた。予定日は10 月。それは、まさしく筑波での研修時期である。そんな大切な時期に父親不在で良いものだろうか?一次に合格したわけでもないのに厚かましく先を考えて私は受験を躊躇した。しかし、母は強かった。曰く、「里帰りするから大丈夫。来年以降、子どもが手のかかる時期になってから2 週間も空けられる方がもっと困る。今年受けちゃいな」と。明快であった。私は受験の覚悟を決めた。しかし、妻の言葉は裏返せば「どうせ受けるなら今年受かってよね」という意味にもなる。「絶対に合格する」と固く決意し、それからの数ヶ月、腹をくくって勉強に励むことにした。

受験勉強ではあったが、なるべくその後にもつながるように「どうせならこの機会にいざという時に使える知識の引き出しを増やしておこう」と考え、「暗記よりも内容理解」を心がけた。①樹木医の手引きを通読すること②過去問を定期的に解いて自分の到達点を確認すること③分野ごとにより詳しい本を一冊ずつ決めて読み込むこと④自分なりに要点を整理してまとめること、こんなスタイルで進めていった。暗記に走らなかったことは結果的に論述試験などには強みにもなったと思う。

息子の誕生は筑波の研修から帰った数日後であった。背中を押してくれた妻と、父親のスケジュールに配慮して焦らずゆっくり出てきてくれた息子に感謝である。息子が成人するころには自分も一人前の樹木医になっていられればと思っている。日々精進である。