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合格体験記 (第16期)

私の初体験記

大竹 智(新潟県) (社)新潟県植物防疫協会

私の場合、平成18 年7 月末、東京農業大学での1次試験突破が何といってもカギ。初めての挑戦で勝手も雰囲気も全く初体験、試験会場に入り受験者の多さと多彩さに驚く。競争率はちょっとした大学受験並みである。反対に先ずこれで気が楽になった。開き直り、駄目もとの心境、結果として駄目もとが合格となったのだからそれは驚喜の世界となる。

午前が選択式、午後が論述試験、答を書きながら問題作成者の意図や人間性まで思い浮かべてしまった。心の余裕から来ているのではなく、開き直りながらよくみると、問題に一ひねりを加えているその巧みさに感心しきり。難しい問題は躊躇なく飛ばし容易なところからやっつけたといったところ。

本格的な受験準備は年が改まり「最新・樹木医の手引き」改訂版が届いてから始めた。少しずつ計画を組んで重読した。過去の問題集等は使用しなかった。自分にとって新たな分野の勉強は小手先ではなく入り口から始めようと思ったから。結果として試験問題は本手引き以外からもかなり多く出ていたことから、日頃自然科学や社会科学など幅広い分野に関心を持つことの大切さを感じた。新聞などは話題性のあるものをよく解説しているので有効であろう。

私は40 年この方農学を介した仕事(果樹等の試験研究や普及指導など)に携わってきた。植物の生理生態にとりわけ興味があったが、外から見えない樹体内の動きをどう把握するか、樹木医として探求し甲斐のある前途が広がってきた。