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合格体験記 (第13期)

苦節 ! 五年目の合格

フルヤ緑販株式会社 古谷孝行

 つい昨年までこのツリードクターを読んで勉強していたのに合格体験談を書くことになるとは、夢にも思っていなかったです。いまだに樹木医に合格し たのが信じられないです。

 私は、樹木医を取るという志を持ってから合格まで、5 年という時間がかかりました。同期に合格した仲間の中では、10 年かかった人や、一発合格した人 もいらっしゃいましたが、人それぞれ個人差というものがありますので、あまり周りは気にせず自分の能力を冷静に受け止め、合格まで何年でも挑戦し続 けるという強い意志が必要と思います。

 私は、それまで一級造園技能士と一級造園施工管理技士しかもっておらず一番苦労したところは、樹木医用語が理解出来なかったことです。これはひた すら多くの樹木医関連の書籍を読みあさるしかありませんでした。本を読んでも理解出来ないことは、樹木医関連の講習会に出かけて基本的なことから勉 強することが良いと思います。おすすめは、(財)日本緑化センターの主催する「樹木と緑の総合技術講座」です。「堀大才先生」や「鈴木和夫先生」等、各 界の著名な講師陣が教壇に立ってわかりやすく説明してもらえます。

 また、受験対策の参考書籍は樹木医と名の付く書籍はすべて読み、植物系・自然系の書物で幅広い知識を得るために、図書館で気が付いたものを手当た りしだいに読みました。その中で解りやすかったのが、図解雑学「植物の科学」「気象のしくみ」で図解入りでとても解りやすくお薦めです。最終的な試験 対策で、一次試験は基本の「過去問題集」と「最新・樹木医の手引き」です。「過去問題集」を何度も反復練習すると試験の傾向と対策がおのずと見えて きますので、その問題と内容が一致する「最新樹木医の手引き」のページをひたすら頭に叩き込みます。記述試験は、多くの書物を幅広く読むのも良いと思 いますが、新聞の環境関連の記事やグリーンエイジ、ツリードクターなどが参考になりました。また、見落としがちなのが業績審査に関わる「研究事例・ 実施事例」の書類作成です。自分が行った処置をアピールするのではなく、どのような症状・診断をして、どのような処置したのか、その結果どうなった のかを相手に解りやすく裏付けのある報告にすることが肝心と思います。

 一次試験は孤独ですが、2 次試験で多くの仲間が出来ます。この同期生は一生の友になり助けてもらえます。私達も合格して一年半が経ちましたが、メー リングリストで情報交換し、解らないことも多くの仲間からアドバイスをもらいお互いを助けあっております。樹木医は合格したら終わりでなく、合格し てからが知識・経験・社会的責任の重圧がかかりとても大変です。でもこの責任感がさらに、自分の志を高めてくれると思います。これから樹木医を目指 す方に、たいへんですが頑張ってください。そして、一緒に活動できる日を楽しみにしております。