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合格体験記 (第12期)

樹木医の資格を生かす道

愛知県立一宮高等技術専門校 天野 淳

 樹木医の資格取得を考えたのは、赴任した農業高校で樹木医の先生から様々な話やアドバイスを受け、校内の衰弱している樹木を治療し、翌年元気に多数 の葉を茂らせている木々を見てからです。

 授業に導入したら生徒も興味を持つ良い教材だと思いましたが、2週間の研修を受けることは担任を受け持っている以上は無理で、諦めていました。しか し、職業訓練校に出向になり、相談したところ受験する機会を得ることができました。

 高校教諭になって以来「造園計画・造園施工」を教えていましたが、樹木に関する知識は殆んどなく、しかも「最新・樹木医の手引き」や「過去問題集」 を取り寄せた時点で試験まで残り一ヶ月もありませんでした。

 効率よく受験勉強することを考え、まず「過去問題集」を解いて苦手箇所をしぼりました。

 参考書に農業高校の林業科で主に使用されている教科書「育林」、「林産加工」を選び、勉強しました。高校生用の教科書なので図表や写真を多用しており、 文章も解り易く基礎固めには最適でした。なかでも、教科書の図と同じものが「過去問」にも出ている時は、参考書選びは失敗ではなかったと思いました。 特に「育林」では森林の生態や、林木の生育上の特性や気象災害の単元が、「林産加工」では木材の性質の単元が役立ちました。土壌菌類等の勉強では「樹 木医学」(鈴木和夫編著 朝倉書店)を読み、知識を深めました。

 教科書で合格できた現在、高校に戻った時には子供たちに樹木の持つ生命力や尊厳、生命の大切さを教えていきたいと思い、自己研鑽をしています。