インフォメーション > 樹木医を目指す方へ > 合格体験記 (第11期)

合格体験記 (第11期)

沖縄の緑化樹を改めて勉強

(株)EM研究機構
(有)オーパ・ファーミング・サポート 稲福さゆり


 樹木医という仕事を知ったのはある雑誌上でした。資格に無縁であった私ですが将来を考え、 また今までの業務経験を資格という形で表現できることも悪くないと思い受験を決意して、 勉強を始めました。

 近くにそういった有資格者が居るわけでもないので、 緑化センター出版の過去問や樹木医の手引きなどの参考書は殆ど最初に購入して繰り返し 熟読することから取り組みました。幸い、樹木や生物学、土壌肥料学、遺伝資源、などの 分野はすでに知識があったこともあり、果樹ではあまり問題にならない木材腐朽菌類 (キノコ)やマツノザイセンチュウなど樹木に特異な病虫害を中心に勉強しました。 緑化樹については、沖縄県という地域柄、他府県とちがった樹種が多いので、沖縄に 転勤した5年前から気づいた時に知識に入れるようにしていた名称や特性を中心に改めて勉強しました。

 幸いにも、出題で勉強のヤマがあたった形となり、特に論述ではラッキーだったと思います。 ともかく、買い求めた参考図書で知らなかった部分を覚えました。幅広く知識が必要とされるので、 知らないことを自分のものにすることが大切だと今振り返って思います。また具体的な事例に対して 「自分はこうしたい」といった構想を練り、参考事例とともに検証することも大切です。 実際、合格者に現場の方々が多かったことがそれを象徴しているようにも思います。 現場ではマニュアルが通用しないことが多く、そういった時に幅広い知識や経験が役立つことが あるからかもしれません。

 日頃から目をよく通していた書籍には、農業技術体系の土壌施肥編や、 果樹の病害虫の書籍、環境関連の雑誌等(いずれも農文協)があり、これらはかなり参考になるかと思います。 これからは亜熱帯、熱帯地方の樹木に強い樹木医になり活躍のニッチを見つけていくことが目標です。 勿論、有機的な、環境にやさしい手法を大前提として、です。